ナカタのカタナさばき

切れ味するどい刀を、自在にあやつる男
その奥義は、伝えることなく埋もれてしまうのか・・・?

サッカーは詳しくはないが
ジーコジャパンの一員であった、中田を取材
一連の騒動(?)をとりあげ、解説していた特番を見た
ブラウン管のなかには
常に「覚悟」をもって戦ったサムライ・ナカタがいた



いままでの展開を、自分なりの妄想的ストーリーにおきかえると


中田英之進は片田舎の弐本藩の武士、あまり大きな戦もなく平穏な毎日
しかし剣術を窮める思いは強く、常に稽古に没頭・理論的に研究し続ける

ある時期から、剣術をもっと世の中に広めようする道場主や地元の人達により
同じ流派の各道場が試合をしたり、離れた土地の道場との他流試合も組まれるなど
盛んになる

そんな時、さらに剣術に磨きをかけようと、故郷の道場を離れ
多くの剣豪が集いしのぎをけずる土地、養老派藩へ移り住む中田

養老派藩は狩猟民族出の屈強な武士が多く、過去には合戦が頻繁にあった地域
名だたる剣士や武術の達人と剣を交える日々
強い意志と日頃の精進のせいか、みごとに渡りあい一目おかれるように
その名声は養老派藩内はもとより、故郷や巷の剣術家達にも響き渡る・・・

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4年に1回行われる、出身の藩ごとにチームを組み戦う剣術大会
武士はこの日のために、きびしい稽古にあけくれる
中田は故郷の弐本藩のチームとして参上

刀自体の切れ味を保つための手入れ
足の運び、重心の置き方、手の返しや振り、目線や感覚、滋養強壮
相手に夕日を背負わせない、風下にまわらない・・・etc
自分自身で修得した技と、養老派藩で培った戦い方を心得ている

常に「覚悟」という強い気持ちを持っていれば、田舎武士集団でも
並み居る剣豪チームに勝てると考えていた

ところが、そもそも弐本藩は先祖代々、田畑を耕し暮らしていた農耕民族
平穏な日々のなかで常に和を重んじ、闘争心をむき出しにすることは少ない

中田はその落差を考えず、自分と同レベルの「全力」と「覚悟」を皆に望み
そして、皆の腕をみとめたうえで、チームが勝てる戦法を訴え続けた

しかし、意識の落差と知識の違いから、「中田戦法」はおしつけにとられ
チーム全体に納得されない、浸透しない、伝わりきらない
案の定、強豪を打ち負かすことはできず、剣術大会は惨敗に終わる

そして、あろうことか中田英之進は、カタナを捨てることを決意

放浪の旅へ出かけるのであった-----------------おわり




いや、つづく↓・・・ここからが本番


実際にはどうだろう?選手の多くは
サッカーブームでもてはやされはしたが、甘い罠や誘惑にまどわず
ボロボロになりながら、やっとのことで代表の切符を手に入れる
それで目的を達成したと勘違いし、一安心することもあろう

もしくは
よおーし、もーあとは゛全力゛を尽くすだけ。。。と考えるが
この「全力」がくせもの(!)身体能力では、そんなに差がないのに
気持ちの持ち方にかなり個人差があり
え^^^そこまでだったの??となることが多い
それが、物事の結果を大きく左右する

「よくがんばった」とか「がんばったね」とか言われるが
中田は「がんばるのは最低限のこと、あたりまえ」で
そこから、どう力を発揮していくか、常に「覚悟」をもっているかが重要
というような発言をしていた

TVでは、W杯のビデオをチェックしながら解説していたが
たしかに誰が見てもふがいない、パス回しなどの動きが再確認でき
集団的な気のゆるみも露呈していた

その中で中田が「覚悟」を持っている人物としては
中田浩次と、川口をあげていた

「覚悟」・・・は危険な状態や好ましくない結果を予想し
それに対応できるよう心構えをする
・・・ということだが
死に物狂いで勝ち抜きたい!本気でサッカーを窮めたい!
だから、最後まで気をゆるめない!との強い意志があってこそ

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そろそろ、まとめにはいると

●日本人選手は皆、体格と歴史では到底かなわない強豪相手に良くがんばった!
 ただ、勝つ事への執念・気迫が欲しかった

●中田は、自分の戦法(ディフェンスラインをあげる)が正しいとの信念があるのなら
 ストレートに言うだけでなく変化球をまじえた、納得させるためのアプローチを
 いろいろ試してほしかった
 そして、コーチ、監督などの手を借りるべきだった

●TVでやっていたように、試合や練習のビデオをチェックして話あうことを
 習慣的に、監督や選手全員でやっていれば改良点に気がつくハズ?
 
●選手同士が話し合いながら、最適な戦法を決めていけるのはスバラシイが
 本来なら、コーチや監督が管理し、選手の技量やコンデションは当然のこと
 相手の状況などもシッカリ把握し、戦法をひねり出すのが仕事

 場合によっては、選手の一人に
 プレーイングマネージャー的な役割を与えればいいし、戦法を提案させるべき

 監督、コーチがもっと気をくばるべし!!

 そして、ナカタは自分の戦法や理論をプレゼンし、監督の評価を得て
 正式にチームにおろしてもらえば良かったのではないか??


伝えること、受け入れてもらうことの難しさや
組織を動かしていく上での問題点は、どこの世界にもある
サッカー界もサラリーマン(ウーマン)社会も同じ!と感じた

そして人は千差万別、自分の思うとおりには、なかなかなってくれない
皆が同じにはなれないこそ、中田のプレーや気迫が際だち脚光をあびる

サムライ・ナカタのカタナさばきは、美しく芸術的でもあった
「覚悟」を持つことで、内からの力が発した輝きだったのかもしれない

しかし、中田クローンだけでチーム編成すれば
最強にはなるが、完璧すぎて面白くはないのかも・・・



ブラジル戦、あの状況で
自分の、チームの・・・誇り、面子を保つためには
試合の最後の最後まで、ひたすらボールを追い走り続けるしかなかった

心と体の筋肉に乳酸がたまりまっくっていたことでしょう
なので、大好きな旅を満喫して、ゆっくり休んできてください

何らかの形でリセットする際には、ちょっと肩の力をぬいた
チョイゆるキャラでの登場もいいかもしれません・・・



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刀と真剣勝負―日本刀の虚実

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